コラム1

口臭・歯周病ドミノ

下記の図は、口腔内環境が悪くなると連鎖的に生じる病気の流れです。
例えば、認知症に関しても、国内の有名な疫学研究で歯周病との関連が証明されました。
また、認知症になりやすい人たちの研究でも、糖尿病をはじめとする生活習慣病などがリスクファクター(原因因子)となっていることがわかりました。

歯周病は、すでに20代前半から始まる病気でもあり、継続的に口の中を清潔に維持することでしか予防できません。様々な、病気の予防を考えると口の中を清潔に保つことの重要性を理解できると思います。その、歯周病のサインは口臭です。

歯周病を引き起こす菌は、口の中の残りカスを栄養にして、ガスを発生させます。
それが口臭となっています。

歯周病細菌が影響する全身疾患の関係

認知症と口腔内環境は関係するの???

認知症は、すでにみなさんがご存じの通り、患者さんにとってもご家族にとっても大変な病気です。認知症は、研究が進んだ今では長い時間かかって進行している病気であることがわかりました。早い人では、30歳代からその時計は動き出します。そして様々な生活習慣病もその速度を早めていきます。

歯周病でアルツハイマー病が悪化するメカニズム(仮説)